継承、発展〜葛西品質


中興の祖櫻田 豊

片面ダンボール製造というニッチな業界にて葛西紙工が創業したのは、1957年(昭和32年)であり以来、年が経とうとしている。弊社が食品分野に的を絞って、大手菓子メーカーとの取引にこぎ着けたのは第3代社長櫻田豊の功績だった。1977年(昭和52年)当時は、同業の会社が他に3社あったと聞いている。

やがて食品包材として求められる高い品質と衛生管理、製菓工場での機械の生産性、また絶え間ない低コスト化の命題の中で、寡占化が進んだ。東日本大震災発生までは、我が国のアーモンドチョコレートの焦げ茶色の小型片面ダンボールは大手2社とも葛西紙工1社が全量納品させて頂いていた。両社からは「葛西紙工はオンリーワンの会社」との大変光栄なお声まで頂くに至った。

その後各社ともBCP事業継続プランが緊急命題として検討され、資材の2社購買に切り替わった。自動車部品1個が無い為に、震災時に車の生産がストップした教訓は他人事ではない。弊社としては、先行企業としての実績に奢ることなく、様々な状況でも常に安定供給できる体制を目指し、より一層の努力を決意している。弊社中興の祖「櫻田豊」が残した付託を堅持、継承しお客様の信頼とご期待にお応えしてまいります。

上部へ戻る